ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」その3
第3回目は、「非暴力ゆえの勝利」というテーマで、ソ連からの独立したリトアニア(バルト3国)のケースを取り上げ、非暴力闘争を成功に導くカギを解説。この回のNHKの説明は、こちら(←外部リンク)から。
単に独裁政権への憎しみや「自由」を求める熱情だけでは、独裁政権の打倒という目標を達成することができない。そこで、小さくて良いので、まず抵抗行動を行うことを勧めています。
地道に活動を続け、民衆の間に民衆化闘争への支持・共感が広がってきたら、次は、独裁体制を支えている軍隊や警察などの人々に働きかけ、独裁者の力を奪っていく。この独裁者の力を奪う「隠れた不服従」の拡大が運動の成否を占ううえで決定的に重要だと指摘しています。
また、独裁政権の倒した後のことも考え、労働者組織や商工会組織等の非政府組織の強化も重要だと指摘しています。
事例:リトアニアの独立回復運動:非暴力を貫いた
1991年、ソ連軍がリトアニアの国防省と議会庁舎に侵攻がありました(血の日曜日)。そこで、市民は非暴力で抵抗しました。国防大臣の求めに応じ、シャープ自身も半年間滞在し、助言を与えて、独立回復に尽力したということ。
【感想】
・ロシアのウクライナ侵攻を見てみると、武力で反撃をすると、どんどんエスカレートしていっています。非暴力の方が良かったのかは分かりませんが、少なくともここまで長引いていないと思います。
・テキストの年表を見てみると、1986年にパレスチナを訪問し、非暴力を試みたとのことですが、成果は出なかったとのこと。
→ シャープが生きていれば、今起きている戦争は違った結果になったか?
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